<無人飛行機>「捜査での活躍を期待」 青沼警部補、ドローン開発 /長野
県警が23日、本格運用を開始する無人飛行機・ドローンを開発した交通指導課交通鑑識班長、青沼正悟警部補(45)は、自作のリモコン式ヘリコプターの愛好家。死亡ひき逃げ事件をきっかけに、「迅速な捜査に、自分の知識が役立つのでは」と、研究を重ねた。
長年、交通事故捜査に携わってきた青沼警部補は日ごろから、事故現場の検分時、見取り図の作製が終わるまで、事故車両を動かせず、渋滞の原因となることを解消できないかと考えていた。2011年、長野市で17歳の女性が、車に700メートル引きずられて死亡した。「広範囲に及ぶこうした現場では、空撮することでより早く正確に見取り図が作れるのではないか」とドローンの研究に取り組むことにした。
インターネットで情報を得て試作機を自作。休日、河川敷で試作機の試験飛行を繰り返した。従来、撮影に使用していたリモコン式ヘリは操作が難しく、離着陸には5年以上の習熟が必要だった。実用機は、全地球測位システムを搭載し、パソコンの地図上で撮影場所を指定すると自動飛行する。「誰でも使えるようにする必要があった」と振り返る。
12年11月、県警は試作機を借り上げ、全国に先駆けてドローンの試験運用を開始した。既に、昨年5月に中野市で5人が死傷した交通事故や、今年2月に白馬村で起きたガス爆発事故で活用されている。「本格導入で、正確な捜査や渋滞解消に活躍してくれると思う」と期待している。【川辺和将】
<長野県警>「ドローン」で犯人逃がさない
(毎日新聞)
長野県警は23日、撮影機能付き無人飛行機「ドローン」の本格運用を始める。事件・事故現場の見取り図作りなどに活用するためで、県警の交通鑑識担当の青沼正悟警部補(45)が開発した。
青沼警部補は無線操縦ヘリ愛好家。インターネットなどで独学して試作。試験飛行を重ねて、県内の業者に製作を依頼した。風に流されてバッテリーを浪費するのが難点で完成まで2年以上かかった。
ドローンは高さ約60センチ、幅約90センチ、重さ約6キロ。最高時速約80キロで半径2キロを約15分間、飛行できる。自動飛行するため、リモコン操作は不要だ。県警関係者は「これで犯人を逃がさない」。【川辺和将】
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