白熱球の悪イメージ工作は、「火災」で攻めるしかないようです。 ~白熱灯照明事故、5年で100件


ws000657白熱灯照明事故、5年で100件

火災多く死亡も、NITE発表

白熱灯の投光器に木くずを載せる再現実験で発火する様子(NITE提供) 製品評価技術基盤機構(NITE)は22日、白熱灯の電球やライトなどの照明器具が原因とみられる事故が今年3月までの5年間に100件あり、うち49件を火災が占めて1人が死亡したと発表した。誤った使い方や不注意が原因の事故が目立っているという。 東京のイベント会場で11月に木製オブジェ内の木くずなどが燃え、5歳児が死亡した火災を受けて集計した。 NITEは「白熱灯の電球や器具を布や紙などで覆ったり、近くに木くずや草木など可燃物を置いたりしないでほしい」と呼び掛けている。


<筆者>

白熱灯の電球やライトなどの照明器具が原因とみられる事故が今年3月までの5年間に100件。そのうち火災は49件?

なら残りの51件はどのような事故だったのでしょうか?

そこら辺に転がっている電球を踏んづけて足でも怪我をしたのでしょうか?

じゃれ合っていた子供達が照明器具に突っ込んだのでしょうか?

5年間で49件の火災ですから、一年で10件も白熱球が原因の火災はないことになります。

ちなみに平成25年の総出火件数は、48,028 件。火災による総死者数は、1,616 人です。

そのうち、白熱球が原因とみられる火災が年間10件、5年間の死者数1人。ws000659

平成 25 年(1 月~12 月)における火災の概要(概数) 消防庁より

これをみるなら、「白熱球が超安全な照明器具である」と言っていいのではないでしょうか?

1億2000万人日本人人口がいて皆さんの自宅には漏れなく白熱球が数個はあるでしょう。

それにもかかわらず、白熱球が原因である火災が年間10件もないのですから。

白熱球が原因である火災への対応は、正しい電気製品の使い方と、整理整頓、掃除の勧めの啓蒙で事足ります。

これらを見ればまさか、「白熱球は火災の危険があるから、LED電球にしなければいけない」なんて思う人はいません。

それを、今回の記事ではわざわざ、5年間100件の白熱球の火災があったかのように報道しています。

やはり、白熱球の悪イメージ工作は、「火災」で攻めるしかないようです。

しかしながら、一方のLEDなら絶対に発火しないかと言ったらそうではありません。

LED電球の電源部の性能は統一されておらず、個体によってバラバラで中にはかなり熱くなるものもあるようです。(ちなみにそのようなLED製品はLEDチップ自体の劣化も早まり寿命が短くなります。)ws000642

LED電球だからと言って「絶対に発火の危険性がないか?」と言ったらそんなことは決してないわけです。

つまり、白熱球に火災の危険がると煽ることは、LEDの普及にの通じるし、合わせて「LEDには火災の危険がない」という誤解を招きかねないのであまり良い事とは言えません。これはLEDを普及したい人たちにとってもまた同じだと思います。一方の「LEDにも火災の危険があったんだ。」との認識はLED普及への足かせになる可能性にもなるからです。

そもそも電気製品全般に言えることとして、電気製品はその使い方次第では、発火の危険性はあるのです。

前回の記事で扱った、白熱球の悪イメージ工作の為の、「白熱球と布団を接触させる実験」をLEDでもやれば十分に発火の危険性はあります。2016%e5%b9%b411%e6%9c%8828%e6%97%a5mon13%e6%99%8244%e5%88%8642%e7%a7%92

【ひるおび】どうしても白熱球が危険ということにしたいようです。 ~白熱球には火災の危険がある。と布団と白熱球を接触させたおバカ実験を放送

よりLEDの発火リスクを減らすために、LED電球の電源部の性能を高めた基準を設けるなどを政府がしないのは、安価なLEDの普及の足かせになるので、LED製品規格の規制まではできないジレンマがあるのでしょう。

しかしLED社会への移行は支配者層方針ですから、LED社会に向けて、白熱球をトップランナー制度に適用することで、企業への実質白熱球の製造販売を禁止を強いり、LEDのみの社会設計を目論んでいるのです。

以下の記事でいったように、今後も白熱球の悪イメージ工作が行われるでしょう。

今後「白熱球は危険である」という常識の書き換えが行われる。

しかし、白熱球の発火の方向性では、悪イメージ工作が弱いにもかかわらず、現在はそれをするしかないようです。

彼れらは、他の路線での悪イメージ工作を模索しているでしょうから、どのような戦略を取ってくるのかを私は虎視眈々と注視しています。

このLED社会への設計に対して、大衆は以下のような疑問を持ち、白熱球が淘汰されてしまうことに危惧し、立ち上がる人が増えなければいけません。

なぜ?1879年に白熱球が誕生してから130年以上が経過した2016年の今になって

>NITEは「白熱灯の電球や器具を布や紙などで覆ったり、近くに木くずや草木など可燃物を置いたりしないでほしい」と呼び掛けている。

と、急に超当たり前のことを言い出しているのでしょうか?

白熱球による火災が一切増えていないのに、製品評価技術基盤機構(NITE)は白熱球の発火の危険性を説き、動いているのでしょうか?

電気製品はその使用方法を誤れば、白熱球に限らず、電子レンジしかり、IHコンロしかし、電気ストーブしかり、危険なんですが。

我々は、白熱球の実質製造販売禁止である、「白熱球のトップランナー制度への適用」を外させなければいけません。


<以下関連記事動画>

一年以上掲載された「朝日新聞デジタル蛍光灯、実質製造禁止へ 20年度めど、LEDに置換」が消されました。~白熱球の製造販売禁止が「デマ」であるという工作について

【動画後記】LED社会は、サーカディアンリズムを乱すことを目的としている。

行政がハイビームを呼び掛け、「オートマチックハイビーム技術」が作られた二つの目的。 ~遠慮しないで!「ハイビーム」が事故防止のカギ

これ以上に危険なことが我々の体全体に起こっているのがLED社会です。~「レーザー直撃でiPhone壊れた!」そんなことがあるのか

⬇️ 画像をクリックで動画へ ⬇️%e5%ba%8f%e7%b7%a8%e3%80%80%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%83%86%e3%82%99%e3%82%a3%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%82%99%e3%83%a0%e6%9c%ac%e7%b7%a8%ef%bc%91%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%83%86%e3%82%99%e3%82%a3%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%82%99%e3%83%a0%e6%9c%ac%e7%b7%a8%ef%bc%92%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%83%86%e3%82%99%e3%82%a3%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%82%99%e3%83%a0

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