
ポケGO事故 父親がながら運転厳罰化直訴
CBCテレビ 12/2(金) 18:43配信
今年10月、愛知県一宮市で「ポケモンGO」をしながら運転していた男のトラックにはねられ、小学4年生の男の子が死亡した事故で、男の子の父親が2日、国家公安委員長と面会し、「ながら運転」の厳罰化などを訴えました
東京駅前で... 「与えられた短い時間の中で、しっかりと気持ちを伝えたい」(父親・則竹崇智さん)
愛知県一宮市の則竹崇智さんの次男・敬太くん(当時9)が、今年10月、一宮市あずらの交差点で「ポケモンGO」を操作しながら運転していた川合信右被告(36)のトラックにはねられ、死亡した事故。父・崇智さんは、2日、東京・霞が関の国家公安委員会へ向かいました。
「是非、厳罰化に向けて検討を始めて頂きたいと思っていますので」(父親・則竹崇智さん)
面会の時間は、わずか15分。愛知県知事や一宮市長とともに松本純国家公安委員長に、「ながら運転」の取り締まり強化や罰則の強化などを求めました。敬太くんの事故の経緯を書いた手紙も渡したといいます。
公安委員長との面会の場で...
「こういう悲劇が繰り返されないように、是非厳罰化に向けて、お願いしたいと思いまして」(則竹崇智さん)
「ご家族としては、耐えられない思いで一杯だと思います」(松本国家公安委員長)
面会を終わって... 「事の重大性を認識して頂いた。しっかり厳罰化に向けて検討してほしいと、短時間だが説明させて頂いた。きっと、その動きが出て来ると信じています」(父親・則竹崇智さん)
同じような悲劇は、二度と繰り返されてはならない。その思いを父・崇智さんは訴え続けます。
昨今自動運転社会に向けて、自動車事故をこぞって扱うことで、自動車の手動運転は危険だという刷り込みが大衆に対して行われている。そして同時に、「手動運転ではリスクがある社会整備」が進められています。
その社会整備とは、国道だけではなく、街中でのスピード違反の取り締まりなどの罰則強化で、手動運転者への金銭的、社会的リスクの拡大。そして高齢者から運転免許を奪い、手動運転免許取得の制限をすることで、自動運転の価値を高めようとしているわけです。
・自動運転の自動車を普及させる為、手動運転は危険であるという刷り込みを目的として、マスコミが自動車の事故のニュースをこぞって取り扱っている。
・自動車の自動運転化に向けて、手動運転にはリスクがある社会環境に変えようとしている。~どこでも速度取り締まり=小型計測装置、初の本格導入―愛知県警
そして、以前ポケモンGOで自動車死亡事故があったと、メディアはこぞって報道し、事故があった市の市長、そして被害者の両親がポケモンGOの運営委員会に対して、移動中にプレイできないようにする要望などを出したことを受けて、私は、ポケモンGOという「アプリ」が悪いわけではなく、「ドライバーの自動車運転に対する危険性の認識の欠如」が事故の原因であると言いました。
そして、その時、マスコミが盛んに「ポケモンGOで事故」と言っていた理由について、手動運転の危険性を謳う為に「ポケモンGO」を出して注目を浴びせようとしていると思って居のですが、今回、被害者の父親が
>国家公安委員長と面会し、「ながら運転」の厳罰化などを訴えた
という流れを見て、なぜ、「ポケモンGOで事故」と騒いだのかがわかりました。
上記の添付ブログ記事で私が言ったように、日本での交通事故での年間の死亡者数は、平成25年度では4373人いました。それは平均すると一年で11.98ですから、2時間に一人の人が交通事故で無くなっていることになります。
これが日本の交通死亡事故の現実であるにもかかわらず、なぜ今回の一人の少年の死で社会がこれほどまでに動くのでしょう。
被害者の両親にのみならず、マスコミが各社一斉に報じ、知事、市長まで動くのでしょうか?
増してや、「被害者の両親が知事、市長と共に厳罰化を訴える為、国家公安委員長に面会した」とあります。
これら年間4373人いる死亡者の家族が、皆知事や市長と共に国家公安委員長に面会できるでしょうか?
なぜ今回亡くなった小4の少年だけが特別なのでしょうか?
それはこの少年は「ポケモンGOをしながら運転していた運転手に事故を起こされたから」特別なのです。
つまり、年間4千人以上もの交通事故死亡者の遺族をいきなり一組ピックアップして、厳罰化を訴えても、特別性、注目性がないから、マスコミがなぜこの家族だけに注目しているのか?ということになってしまう。
「うちの家の子が交通事故で死亡した時は一切報道なんてしなかったのになんでこの子だけ?」と、なってしまう。
だから「ポケモンGOで死亡」と、注目させることで、その事故が特異な例であると工作することで、手動運転のリスク増大の社会設計(ながら運転の厳罰化)への変革の契機にしようとしたいうことです。
「ポケモンGO」を謳うことでそのような効果を狙ったということです。
今回の件では、社会変革していく新形態を垣間見ることができました。
改めてまた言いますが、この「ながら運転」の取り締まり強化や罰則の強化はもちろん、自動運転社会に向けた、手動運転へのリスク強化というのが本質です。
年間4000人以上いる交通死亡事故と差別化する為、注目度を上げる方法として「ポケモンGO」を利用するのだという社会変革する為の手口を、今回学ぶことができました。
常態化している社会環境を変革する為に、何らかの異質なもの(今回で言うポケモンGO)と合わせることで差別化し、メディアがクローズアップして問題化して変革する、という同じ手口を今後も使ってくることでしょう。
<以下、関連動画・記事>
・自動運転の自動車を普及させる為、手動運転は危険であるという刷り込みを目的として、マスコミが自動車の事故のニュースをこぞって取り扱っている。
・人の命を奪ったのは「ポケモンGO」ではなく、自動車運転は他者を傷つける恐れがあるという意識の欠如です。~一宮市長、運営会社に対し運転中に限らず速度に応じてポケモンGОの操作ができなくするように要請
・自動運転社会に向け、高齢者運転の危険性を盛んに報道することで手動運転の悪イメージ工作をしている ~高齢者運転でまた悲劇 「生活の足」…進まぬ免許返納
・<2016年11月11日1局で8件>自動運転社会の為の手動自動車ネガティブキャンペーン報道
・<2016年11月13日1局で8件>自動運転社会の為の、手動自動車ネガティブキャンペーン報道