大阪府教委は18日、多忙な教員の負担軽減のため、全府立高校と支援学校計182校で午後7時までに全校一斉に帰宅する日と、部活動をしない日を週1日設けるよう義務付けると発表した。来年1月から試行し、4月から本格実施する。
実施状況の報告を求め、教員の長時間勤務が改善されない学校には指導する。文部科学省は「報告まで求めるのは、あまり聞いたことがない」としている。
府教委はこれまで、定時(午後5時)の帰宅の呼びかけや事務連絡の削減などに取り組んできたが、実態は各校や教員の裁量に任され、時間外勤務は増加傾向にある。府教委の調査では、2014年度の時間外勤務が計800時間以上だった教員は全体の5.9%にあたる808人で、1000時間以上は307人だった。808人の半数以上が「部活動が原因」と回答した。
部活動をしない「ノークラブデー」には、顧問の教員だけでなく生徒も活動を休止する。曜日は各校や各クラブごとに決め、一斉帰宅の日と統一することも可能だ。向井正博教育長は「教員の多忙化は一向に改善されていない。これを機に改めて働き方を考えてほしい」と述べた。
文科省によると、新潟県の小中学校などで一斉に帰宅する日を設けている。担当者は「教員が自宅に持ち帰る仕事が増えないよう、体制を整えることが大切だ」と指摘した。【大島英吾】
<筆者>
以下の動画で、私は「部活を自粛させる流れを起こされている」と言いましたが、多忙な教員の負担軽減を根拠に、部活動をしない「ノークラブデー」を義務化すると大阪府教育委員会が言いだしました。
>2014年度の時間外勤務が計800時間以上だった教員は全体の5.9%にあたる808人で、1000時間以上は307人だった。808人の半数以上が「部活動が原因」と回答した。
上記を見ると、「部活が原因で時間外勤務が計800時間以上になった」と言っている教員が半数以上いるとありますが、一方でこれは半数近くが、部活が原因ではない違う理由で時間外勤務をしていると見れるわけです。
にもかかわらずなぜ、一方の部活の制限のみの対応をするのでしょうか?
部活動の顧問を好んでしている教員もいるはずですが、その意思を制限する必要がどこにあるのでしょうか?
教員の過酷労働は部活動の顧問に限られたものではないのです。
部活動の顧問をしている教員以外の教員に時間外勤務が無いわけではないのです。
つまり、教員の時間外勤務の過酷さの原因を、部活動だけに押し付けて、部活動自粛させたい方向性に動いているということです。
明らかに社会は部活動を縮小し、自粛させたい方向で動いているのです。その目的は、下に張り付けた<関連記事・動画>をご覧ください。
ちなみに、上記「ノークラブデー義務化」と報道されれら同日18日には、「部活動は危険である」というイメージ工作を目的として「アメフットの試合で高3男子が死亡」と報道が合わせてされています。(下に記事添付)
前回の記事の、ストーカー厳罰化が国会成立した日に合わせて、ストーカー行為で逮捕したと報道されたものと同じ動きです。
・中学生のかばんに手紙 ストーカー行為繰り返した疑いで42歳男逮捕
マスコミの動きと役割が行政、国政と一体となっていることが見て取れ、こうゆうところからも我々の為にマスコミが機能しているわけではないということが読み取れるのです。
兵庫県西宮市の関西学院高等部アメリカンフットボール部の3年生の男子部員(18)が13日の試合中の衝突プレーで脳に損傷を受け、急性硬膜下血腫で死亡したことが18日分かった。同校が記者会見で明らかにした。
同校によると、男子部員は大阪府吹田市内で行われた全国高校選手権準々決勝の試合中に、相手選手のタックルを受けて転倒。意識を失い病院に運ばれて手術を受けたが、17日に死亡した。中尾昌治監督は「人一倍の努力家で、責任感の強い選手だった。こういう形になって残念で、申し訳ない」と語った。
チームは19日まで活動を自粛。遺族の希望もあり、27日の全国選手権準決勝には出場する予定。関西学院高は、昨年まで全国選手権で18度優勝している強豪校。
部活自粛へのネガティブ報道はこんな角度からも↓









顧問のミスで大会出られず 3万5000人が嘆願(2016/08/23 18:55)
顧問のミスで大会に出られなくなった高校サッカー部の保護者らが、嘆願書を提出しました。
部活動の悪イメージ工作が、昨今、盛んさに行われています。
部活動をやめさせる方向で社会は動いているのです。↓
23日午前7時頃、佐賀県鳥栖市山浦町の長崎自動車道下り線で、福岡市内の無職男性(59)が運転する乗用車が中央分離帯に衝突した。
乗っていた福岡市内の女子中学生9人のうち、5人が腕を打撲するなどした。命に別条はない。男性にけがはなかった。
県警高速隊によると、生徒9人は同じ中学校の卓球部員で、練習試合のため佐賀市内に向かっていた。男性は、この中学校の元教師だという。
神戸市立高校の50代男性教諭が2014年夏から15年夏にかけ、顧問を務めるソフトテニス部の女子主将に対し、約1年で500~600件のメールを送っていたことが22日、同市教育委員会への取材で分かった。携帯電話同士のメールで、練習時に指導しきれなかったことを伝える内容などだった。「生徒の重荷になる」として同校は今月、この教諭にメール伝達をやめさせた。(上田勇紀)
市教委によると、教諭はほかの部員にもメールを送っていたが、主将への件数は多いときで1日約20件と突出。時間帯は主に夜で、土日にも送っていた。
練習日の調整や練習内容などに関するメールが多く、教諭が練習に参加できなかった日には、メールでその日の練習の報告を求めていたという。
15年夏以降も、件数は減ったが、メールによる部員への連絡や指示は続いていた。市教委は「メール連絡がいけないわけではないが、頻繁だと生徒も精神的にしんどいと思う。適切な指導を呼び掛けたい」としている。
<以下、関連記事・動画>
・【奴隷教育】処分覚悟で運転ボランティア 部活指導悩む先生 ~教師に過度な責任を負わせる風潮は、教師と生徒の距離を離すため。部活動の委縮が支配者層方針。
・今後、部活動で起こったネガティブな話題が盛んに報道されます。 ~支配者層はより高度な奴隷教育へ部活動自粛の流れを画策している
・部活動を委縮させるため、教員にとって部活をつらく、負担が重いものへと、意図的にされています。~「ブラック部活」がつらい…生徒より教員の負担重く
部活自粛ですが、すでにこちらの公立中学校では来年度の月曜日の部活中止に向けて、1 2月からテスト期間として月曜日は(大会や試合がある部活以外)部活は生徒の休養と勉強のために中止という内容の書類を父兄に手渡すよう生徒に持ち帰らせています。