思想に成績を付ける文科省の決定と給付型奨学金はセット。~高校成績「4」以上→月3万円 給付型奨学金の自民案


高校成績「4」以上→月3万円 給付型奨学金の自民案

朝日新聞デジタル 10月21日(金)6時26分配信

 

 自民党は、返済する必要がない給付型奨学金について、原則として高校時の成績が5段階評定で平均4以上であることを条件に、月3万円を給付する方向で文部科学省と調整を始めた。対象者は7万5千人程度になると見込んでおり、年300億円近くが必要になるとみている。具体的な制度案について、来週にも取りまとめる。

 給付型奨学金については、文科省が住民税の非課税世帯などの大学生らを対象に、一定の成績基準を設けることを検討。2018年度の入学生から導入する考えだが、自民党は前倒しして17年度からを主張している。

朝日新聞社


少数を優遇する口実として全体を縮小。それを繰り返すことで大衆から自由、権利、富を搾取していく。~19~22歳扶養控除、縮小検討 給付型奨学金の財源に

上記前回の記事で「給付型奨学金の導入の為の、19~22歳の子どもを養う親などの税負担を軽くする所得税の特定扶養控除を縮小する検討」は、少数を優遇する口実として全体を縮小し、その繰り返しで、大衆全体から自由も権利も富も搾取していく戦法であると言いました。

奨学金適用基準を厳しいものに変え、出し渋れば歳出を防げるということです。

そして今回、給付型奨学金の条件の内容が報道されています。

>原則として高校時の成績が5段階評定で平均4以上であることを条件

もちろんこれだけの条件をクリアすれば、誰もで月3万で年間36万、4年間で計144万がもらえるわけではないでしょう。

他の条件ももちろんあるでしょうが、まだ公になっていません。

そして、以前「小中学校において2、3年後に「道徳心」「愛国心」に成績を付ける、と文科省の決定した」との記事を書きました。

・ 小中学校で「道徳心」「愛国心」に成績を付ける、と文科省が決定。内申書に記載して入試の資料に

つまり、給付型奨学金を得る為の成績基準の中に「思想(道徳心、考え方、志向)」が成績として入り込むわけですから、思想が「ある方向(教育現場で正解とされるもの)」に合致していなければいけなくなるわけです。

奨学金ですから、ある思想をもっている人達しか進学時の優遇はされないということになります。

ましてや今後、「奨学金が得られなければ進学できない」など、貧窮化が進んだ暁には、「ある思想をもっている人達しか進学できない」ということになりかねません。

そして特に奨学金を受けたい中流家庭以下の99%の人達にとって、いわゆる社会通念を押し付けて「ある方向」に大衆誘導するにはこれらは効果的な方法なのです。

つまり、この思想に成績を付けることの文科省の決定、そして給付型奨学金の決定はセットなのです。

思想を、学校で成績化し、その成績で奨学金が得られるようにリンクさせるわけですから、大衆思想を誘導するために効果的な社会設計というわけです。

もちろん、貧窮化の加速、情報(メディア)の統括など、複合的社会設計から大衆誘導を堂々としていることは言うまでもありません。

ですから、タダでもらえる奨学金、「給付型奨学金」は良いことだ。と手放しで喜ぶことはできません。

「給付型奨学金」は、支配者層が「社会を貧窮化し、金の価値を上げたところで、金が欲しいなら奴隷社会に黙って従え。」と鼻先にニンジンをぶら下げているようにしか私には見えません。

今後、給付型奨学金の給付条件に注目です。


<以下関連動画>

常識の書き換え 6

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孫正義
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