・【性犯罪の非親告罪化1】性犯罪の非親告化は、誰でも逮捕、拘束できる法整備 ~性犯罪の親告罪削除を 刑法改正の要綱を答申
・【性犯罪の非親告罪化4】同性愛者も強姦罪で逮捕できるようにする社会へ ~今後同性愛の若年層を絡めたわいせつ行為が盛んに報道されます。
・【性犯罪の非親告罪化5】過去に起きたことの記憶(イメージ)は、後に他者によって書き換えることができる。
本記事は、上記記事の続き「6」になります。
前回の記事でも言いましたが、もしも公訴時効期間が撤廃され何十年前の性犯罪を告訴でき、合わせて非親告罪化すると、性被害とは別の目的をもって訴えだすことが可能になります。
つまり、被害者救済を建前に、当事者の気持ちという曖昧なものを利用し、権力がまた一つ、大衆統治の為の武器を持つということです。
非親告罪とは、権力が当事者の意思など一切無視で勝手に取り締まるということですから、それは彼らの大衆統治システムを構築するの為に存在することを意味するのです。
性犯罪の非親告罪化の記事は今回で6本目になりましたが、この記事を書いている途中、様々なメールが来ました。
その中の数人が、「非親告罪でも、被害者が被害届や告訴を出さなくてはいけない」という嘘情報で誘導しようとしてきました。がしかし、実際に、NHKは「告訴なしで起訴できるようになる」と報じています。(下記事にNHK報道の詳細あり)
・【性犯罪の非親告罪化1】性犯罪の非親告化は、誰でも逮捕、拘束できる法整備 ~性犯罪の親告罪削除を 刑法改正の要綱を答申
そして著作権の非親告罪化の議論の際には、「被害届や告訴なしで、検察が独自捜査をし起訴する」といった話はネットはもちろん、それ以外でも溢れています。
検察の独自調査とは普通に行われていることです。
しかも検察のおかしいな動きに対して、それを監視し裁くための、罰則権を持った機関はありません。
被害者が被害届や告訴を出さなくても検察は、被害者の思いなど無視で独自に調査し、起訴する。
それが非親告罪化です。
先ほども触れましたが、「非親告罪化とは、被害者が被害届や告訴を出さなくても検察が独自に動いて告訴する」という概念は、すでにTPPの著作権の非親告化の議論で、浸透しています。
そして性犯罪の非親告罪化は、ましてや被害者の意思どころか、昨今の「誘拐」「連れ去り」「親の同意無く」などを謳った、逮捕、又は書類送検されている事件と同様、「被害者がいない」にも関わらず逮捕されるということが、非親告罪化を機に堂々と行ってくるのではないかと危惧しています。
つまり、同意の上での性行為も強姦罪と出ちあげて取り締まるということです。
そもそも非親告罪化しても被害者は救済されるどころか苦しめられますから、「なぜ性犯罪を非親告罪化する必要があるのか?」と、本当の理由を読み解くならば、「支配者層が統治社会構築を強固にするためである。」というのが、明治以降の日本の変化を見ても脈々と続いている奴隷社会への流れとして自然な主目的なのです。
そして今回強姦の概念を「性交」ではなく、「性交等」にすると言っているわけですから、何が強姦に当たるのか曖昧になります。
これはなにか正式な契約をしていないと、他者に触れることすらも「強姦になる恐れがある。」ことになってしまう未来を示唆しています。
なぜなら、「性交等」とは性交に至る過程を含むわけですから、他者に触れることのどの範囲が「性交等」にあたるのかが曖昧だからです。
現状でも学校の教師が生徒と向かい合うときに、手を後ろに組まなければいけないなど、が常態化しているようですが、なんて悲しいむなしい、希薄な教育現場での人間関係を強いられているのでしょうか。
強姦の概念の変革、そして性犯罪とされている昨今報道の流れは、実質「婚姻関係を結んでないと他者に触れられないというところまで、数十年かたったら進むのではないか?」と私は危惧しています。
・支配者層はダブルスタンダードを生み出して片方のスタンダードに一本化にし、またダブルスタンダードを生み出し・・・と繰り返すことで社会を変えていく ~マッサージ店で客の体触って逮捕
上記記事でも言ったように、「他者に触れただけでも、強姦」と言う社会に変える社会整備を目論んでいることが少しずつ顕在化しているのです。
【性犯罪の非親告罪化7】に続きます。