宇宙における米国との戦いに準備を進める中国

© Collage: VOR
中国は、宇宙空間で米国と戦うための新たなロケットを開発中だ。7月23日、中国は、軌道上で人工衛星を破壊するためのロケット実験を行った。米国務省が偵察情報をもとに発表した。
4月、中国の習近平国家主席は、空軍を視察したさいに、中国は一部諸国(その筆頭は米国だが)による宇宙の軍事利用に対して答えることが出来なければならない、と述べた。衛星破壊ロケットの最初の実験は昨年5月。この時中国は、遠隔操作で人工衛星を捕縛するロボットを軌道に投入した。爆薬なしに打撃で目標を破砕するものだった。
ところで衛星を直接破壊するというやり方は、あまり効果的なものではない、と専門家たちはみている。もっと効果的なのは、電波やレーザーで無力化する、というものだ。中国の今回の実験はこうした性格のものだったかも知れない、と社会政治研究センターのウラジーミル・エフセーエフ所長は語る。いわく、中国は、レーザーで衛星を無力化する方式を確立したのかもしれない。
「中国は衛星を直接的に攻撃するだけでなく、それを『盲目化』させることについても、様々なやり方を研究している。たとえば、敵国の衛星に超小型衛星を差し向け、運転を阻害し、盲目化させる、というもの。どうやらこれこそが、開発の最終目標のようだ。問題は、開発が今、どのような段階にきているのか、ということだ。ともあれ、少なくとも、中国が宇宙戦争の準備を鋭意進めていることだけはたしかなようだ」
米国は中国高官に対して事あるごとに、対衛星兵器の開発に関する憂慮を表明している。米国は宇宙安全保障の観点から、対衛星兵器の開発・実験を抑制するよう求めている。中国の急速な宇宙進出を、米国は脅威に感じているのだ。ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所のウラジーミル・ドヴォールキン氏は次のような観点を示している。
「米国がもっとも宇宙に依存するのは、軍事的な作戦・偵察・管理を行うときだ。ゆえに、他国が米国の宇宙活動を阻害するような開発・実験を行うことに米国が不安をかんじるのも当然と言える。米国は、自らが宇宙に展開している編隊を、他国の対衛星兵器によって無力化されることに、危機感を抱いているのだ」
中国が米国に重大な挑戦をつきつけて久しい。それがいま、局面は、対衛星兵器そのものの出現にまで及んでいるのである。最初の実験は2007年に行われた。低軌道上の古い中国衛星を中国自ら弾道ミサイルで破壊する実験だった。では静止軌道上の衛星を、いまの中国は破壊することができるか?答えは未知数だ。そうした攻撃のためには、(地上だけでなく)宇宙空間に攻撃ユニットがないといけない。
ロシアと中国は宇宙空間に兵器を投入することを禁ずる国際条約を主導してきた。そのため専門家たちは、中国が宇宙に兵器を投入することはない、と考えている。ただし、中国は既にそうしたポテンシャルを持ち、その方面での作業もどうやら、進められてはいるようである。
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日本の権力者のプライドの無さは本当に悲しくなってくるな。
そんなんだから世界から相手にされなくなる。
ヘタレ日本人権力者のせいで、今までにどれだけの可能性ある日本人が潰されてきたんだろう。