中3男子が自殺、誤った進路指導が原因か 広島・府中町
広島中3生自殺 教育委員会、保護者説明会を開き経緯説明
広島中3生自殺 誤った進路指導原因か 学校で緊急保護者説明会
なぜ自殺の原因を「謝った進路指導」であると断定しているのでしょうか?
遺書にそのような記載があったのでしょうか?
しかし遺書の有無は一切報道されていません。
報道では、「謝った進路指導の直後に自殺した。」と、自殺の原因は誤った進路指導であると決めつけて報道しています。
その誤った進路指導とは、一年生の時にしていない万引きを「した」と誤解され、それが理由で「高校の推薦ができない」と伝えらえていたことのようです。
その直後に自殺したことから、「誤った進路指導」が自殺の原因であると決めつけているのです。
そして興味深いことは両親のコメントです。
>男子生徒の両親は、代理人を通じ、「ずさんなデータ管理、間違った進路指導がなければ、わが子が命を失うことは決してなかった」とコメント
軽井沢スキーバス転落事故のときも、「ずさんな運行計画」が事故に結びついたと、原因のすり替えが行われて規制強化という目的を達成しています。その時と、全く同じ言葉です。
素直に考えて、教師から「万引きをしただろう」と事実と違うことを言われたら、「何を言っているだ?だれかと勘違いしているんじゃないか?」と、身の潔白を言うなり、自分で言えないのなら両親に言ってもらうなりすればいいのです。
そのように対処するのが普通のことですが、教師に誤解されたことを原因として、それが自殺に直接結びつくことはとても不自然です。
そのような進路指導があった時の生徒の様子は以下の記事のように
>担任教諭が男子生徒に対し「万引がありますね」と聞いたところ、「えっ」との反応があり、「3年の時ではなく、1年の時だよ」と確認すると、間をおいて、「あっ、はい」と答えたと説明した。というだけであった
と報道されています。
【広島中3自殺】
「深くお詫び」と校長会見も…「高校の推薦出せない」理由の万引は記録ミス、三者面談当日の自殺だった
広島県府中町立中3年の男子生徒(15)が昨年12月8日、自宅で自殺した問題で、生徒が1年生の時に万引をしたことがあるので志望校の推薦を出せないとの話を、学校側が三者懇談で両親に伝える予定だったことが8日、分かった。
実際には生徒は万引をしておらず、学校側の記録の誤りだった。生徒は三者懇談の当日に亡くなった。
高杉良知教育長と学校長は8日夜、記者会見し、男子生徒は担任教諭から万引の事実を親に報告すると伝えられ、12月8日の三者面談を欠席、その数時間後に自宅で自殺したことを明らかにした。高杉教育長は「担任教諭は、生徒の不明確な発言で(万引の事実の)確認がとれたと思ってしまった」とも述べ、「学校側に責任があった。深くお詫びする」と陳謝した。
会見では、「「不明確な発言とは」との質問が相次いだ。
高杉教育長らはしばらく声をつまらせ、うつむいたまましゃべれなかったが、担任からの聞き取りで得たやりとりについて、「どこまで正確かわからないが」としつつ説明。教室前の廊下で、担任教諭が男子生徒に対し「万引がありますね」と聞いたところ、「えっ」との反応があり、「3年の時ではなく、1年の時だよ」と確認すると、間をおいて、「あっ、はい」と答えたと説明した。
高杉教育長には「声のトーンがわからないので、評価はしにくい」として、第三者に評価してもらう考えを示した。
もし自殺したことが事実なら、交友関係・対人関係・いじめ問題や家庭環境など他にもたくさんの要因が考えられるでしょうし、今回の報道のように「万引きの濡れ衣で推薦が受けられない」と言ったことだけが自殺の原因であるとするのはおかしな話です。
つまり、そのように自殺の原因を「学校側のずさんさである」と、すり替えることで、目的を達成したい、規制や新制度への流れにしたい魂胆が見えます。
そしてそのずさんな指導の内容とは
・データ管理
・廊下で進路指導が行われた
ということのようです。
広島・中3生自殺 担任教師との、問題の進路面談は廊下で実施
そして報道でも、どこのメディアも一律に
>男子生徒が、学校側の誤った進路指導が原因で自殺した可能性
学校の対応が自殺の原因であると念を押しています。
校長も異例の単独インタビューに答え、「ずさんな進路指導が自殺の原因で間違いない」と念を押しています。
そして今回の件の対応をしている義家文科副大臣も原因の断定に無理があると感じているのか
>義家文科副大臣は「保護者との3者面談中に命を落としているわけですから、関係ないなんてことは、ありえない。
と後ろめたさがあるのか、念を押しています。
広島中3生自殺 義家文科副大臣、教委の対応遅れを厳しく批判
普通、因果関係が間違いなくある事象に対してわざわざ「関係ないなんてことは、ありえない。」と言いません。
そして今回の生徒の死を受けて、もう以下のような対策が取られているのです。
・今週末の卒業式まで、文部科学省の職員を現地に常駐
・広島・中3生自殺 再発防止策などの検討チーム初会合
再発防止策などの検討チーム初会合がもう行われ、進路指導や情報管理が適切に行われていたかを検証し、根本的な課題に取り組むようです。これまた早すぎる異例の対応です。
つまり、教育現場での指導・情報管理の規制や新ルールの新設がこの報道の目的です。
この生徒の本当の死因と、自殺したのならその本当の原因を究明しなければいけません。もちろん他殺の可能性も簡単に排除できません。
軽井沢スキーバス転落事故と同様、若い命が支配者の統治システム構築に利用されているのです。
広島・中3生自殺 文科省職員を卒業式まで現地に常駐へ
広島・中3生自殺 再発防止策などの検討チーム初会合
広島中3自殺、推薦基準を厳しくすることに異論も・・・
広島県で誤った記録に基づく進路指導の後に3年生の男子生徒が自殺した問題です。学校では、私立高校への推薦基準を厳しくすることに異論がありましたが、話し合いの結果、3年生の教諭が校長に進言していたことがわかりました。
府中緑ヶ丘中学校では、「触法行為があれば私立高校に推薦しない」という基準を、今年度、「1年生までさかのぼる」という方針に変更しました。このため、自殺した生徒の担任は、学校に間違ったまま残されていた1年生の時の万引きの記録をもとに、「専願受験はできない」と伝えていました。
町の教育委員会に対する学校の報告書によりますと、この基準変更は、去年の春に3年生の担当教諭らが検討を始めましたが、賛否がきっ抗。男子生徒の担任の女性教諭は当初、3年生だけを対象とする従来の基準を支持していました。難航の末、去年11月になって、学年主任が校長に報告し、基準を変更することが決定されました。
「先送りしてタイムリミットが近づき、最悪の時期になった」(府中緑ヶ丘中学校 坂元弘 校長)
学校は、生徒が亡くなった後、教育委員会からの行き過ぎとの指摘も受け、従来の基準に戻しました。(10日18:02)



広島・中3生自殺 中学校、変更した推薦基準を自殺発覚後に戻す
<以下関連動画>
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自殺の原因が 学校側の誤った進路指導であるなんてことは、考えられないです。きっかけになったとしても・・・
こんなバカな報道が ずっとされているので、さゆさんの言われていることが、真実であることを改めて確信してしまいました。
さきほどの電柱のことといい、この自殺といい、新制度のための事件が最近とても顕著ですね。いや、自分の社会を見る目が変わっただけであって前からそうですね。
自分も現代社会に生きている以上、「利用される命」の一つとして連中に見なされていることを肝に銘じつつ、自分の認識としては、自らの命そして他者の命はそんなことのためにあるんじゃないぞと、本当に矛先を向けるべき、斬るべき相手を見誤らないように態度で示していきます!