日本産科婦人科学会(日産婦)と日本産婦人科医会は、来年改定する産婦人科診療ガイドラインに、「産後うつ」に関する具体的な対策を初めて盛り込む方針を固めた。産後うつになる危険性が高い女性を妊娠・出産後の早期に見つけ出すことなどが柱となる見通し。産後うつは出産した女性の10人に1人がなるとされ、子どもへの虐待や育児放棄、女性本人の自殺などにつながる恐れがある。医療現場の産後うつへの理解を広げ、効果的な対策の普及を目指す。【阿部周一】
現行の診療ガイドラインは、産後うつについて「精神障害が起こりやすいので注意する」などと記載するにとどまる。そこで昨年4月、日産婦と同医会、日本周産期メンタルヘルス学会が合同会議を設立、産後うつに関する国内外の統計や、妊産婦の精神ケア先進国とされる英国の取り組みなどを分析し、報告書をまとめた。
報告書は、妊娠の初診時と出産直後の産婦人科医らによるチェックが重要と指摘。産婦人科を初めて受診した妊婦への問診では、過去にうつ病や統合失調症になった経験や、パートナーからの暴力、自傷行為の有無などを質問することが、産後うつになりやすい女性を見つけ出すのに有効と位置付けた。出産後は、2週目と1カ月目のメンタルチェックの実施を勧める。具体的には、国際的に普及している英国の「エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)」など、二つの質問票の活用を提案した。
そして、妊娠時、出産後のいずれであっても産後うつの危険性が高いと判断された場合は、精神科医を紹介し、専門家の受診を促すことを推奨している。
日産婦などは、この報告書の提言を基に、来年改定する診療ガイドラインの検討を始めた。報告書を取りまとめた日産婦常務理事の竹田省(さとる)・順天堂大教授(産婦人科学)は「産後うつになりそうな妊産婦を早い段階で見つけ、専門的な支援につなげることで、自殺や虐待など深刻な例を減らせるだろう。産婦人科医と精神科医の双方が連携を強めることが必要だ」と話す。
◇エジンバラ産後うつ病、質問票(EPDS)の内容
「過去7日間にあなたが感じたことに最も近い答えは?」
(肯定~否定の4段階の答えの中から一つ選び、その合計点数に応じて対象者の状態を判断する)
(1)笑うことができたし、物事の面白い面も分かった
(2)物事を楽しみにして待った
(3)物事がうまくいかない時、自分を不必要に責めた
(4)はっきりした理由もないのに不安になったり、心配したりした
(5)はっきりした理由もないのに恐怖に襲われた
(6)することがたくさんあって大変だった
(7)不幸せな気分なので、眠りにくかった
(8)悲しくなったり、惨めになったりした
(9)不幸せな気分だったので、泣いていた
(10)自分自身を傷つけるという考えが浮かんできた
【ことば】産後うつ
子どもを出産した後、ホルモンのバランスの急激な変化や育児への不安、社会的孤立など多様な要因から発症するうつ病の一種。出産後半年ごろまでに発症するとされる。厚生労働省研究班によると、国内の出産後の女性の発症率は▽2001年=13.4%▽05年=12.8%▽09年=10.3%と1割程度で推移。一般の人がうつ病になる率(3~7%)より高い。また、同省が児童虐待後の死亡例を調べた結果、母親の産後うつが原因と考えられる例が4.4%あった。
医療業界と支配者層の利害は一致しています。
現代の医療システムとは、病気を生み出すことで金銭的に富む「疾患利益」であり、
支配者層は、大衆を不健康にすることによって統治システムの構築がスムーズに進むのです。
ですから支配者層は、医療を疾患利益のシステムにしているわけです。
そこらへんは日本赤十字社のトップである天皇が詳しく知っているでしょう。
病気を作り出すのは、大衆を統治するためのNWO戦略であるということです。
それが今回の記事も見て取れます。
記事では日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会が、「産後うつを早期発見しよう!産婦人科医と精神科医の双方が連携を強めよう!」
と言っています。 目的は「自殺・虐待」を減らすためのようです。
しかし、そもそも産後うつをは病気ではありません。
なぜなら今の現代社会に生き、子供を産むのなら、産後うつになるほうが自然なことだからです。
現代社会では、育児をするにあたって必要な環境がそろっていないからです。
妊娠・出産・育児をするには準備が必要です。
その一端は、健康な体はもちろんですが、出産前に乳児や子供と生活を共にして自分自身の出産と育児に備えなければいけません。
そして出産後は同じママさん、その両親や家族も含め、共同で育児をしなければ「うつ的心理状態」にとらわれて当たり前なのです。
産後うつの原因は、
・出産前の準備ができていないこと
・出産後、共同で育児をする体制が整っていないこと
・社会毒で精神疾患を含んだ不健康になっている
・経済的問題など、そもそも他の社会問題を抱えている
これらなどが原因なのです。
「出産前の準備」とは、出産前に育児体験をすると脳に母性を育む変化があると言われています。
だから兄弟などの育児経験があることは、出産前の準備として必要なことなのです。
現代社会で出産前に育児経験がある人はまれでしょう。核家族化がそれに拍車をかけます。
子供に触れる経験なしにいきなり子供を育てることは、お母さんの準備ができていない状態で育児を始めることになるのですから、産後うつになって当たり前なのです。
大家族で育った人達は、やがて自分自身が子供を産み子育てに入るときに抵抗がないのでしょう。
二点目の「出産後、共同で育児をする体制が整っていない」ということについてです。
毎年でも子供を産むことができる人間は、共同で育児をするような体にできていると言われています。
つまり、「核家族」、「子供は両親が二人で育てるもの」、「他人の子と、うちの子は別」など皆が当たり前であると思い込まされ、書き換えれらてしまった常識こそが、大きな問題なのです。
「気軽に子供を他の人に預ける」、「他の人の子の面倒を見る」、「他人の子に自分の母乳をあげられる」など、常識を以前の状態に戻すことが育児の悩みを解決するのです。
そして、下の画像のようにバカ族の人のが言うような「常識」が皆に敷設されていたら、産後うつなどないはずです。
「自分の子も他人の子も同じ家族」
この価値観が解決するものは、「産後うつ」だけじゃないことは言うまでもありません。
そして、産後うつ問題は電磁波・食・などの山のようにある社会毒から、経済問題、教育、情報、社会通念、常識の書き換え、にも繋がりますから、問題は根深いのです。
乳児の頭の近くで携帯電話をいじる危険性を認識するべきです。
「常識や社会通念」で人は行動の選択を取るわけですから、それらが我々の幸福と違うところにあると、様々な生きにくさが顕在化するのです。
記事に戻ります。
医療は疾患利益ですから、病気が増えれば、(正確には病気が増えているわけではなく、病名と病気の概念が作られている)医療業界の食いぶちが増えることになります。
「産後うつ」という病気を新設することで、「早期発見しなければいけない。」と煽り、病院に足を運ばせる。
そして産婦人科医と精神科医の双方が連携し、現代の社会環境ではなって当たり前である産後の憂鬱・不安・孤独感を「病気である」とでっち上げて儲けようとしているのです。
病気のレッテルを張って、薬を処方したところで、なにも問題が解決しないどころか薬が他の病気を併発させたりなど、「悪化」するのです。
つまり、病気を治すことではなく、病気でいさせることによって利益が発生する現代医療システムである「疾患利益」のスパイラルにはまることになります。
これまで述べてきた根本原因を解決しなければ我々は幸福に向かうことはできません。
ママ友をいくら作っても問題は解決しません。
なぜならこれは社会構造全体の問題だからです。
(以下、本ブログ関連記事)
・乳児を殺したのは我々です。この男女ではありません。~自宅で出産、放置か…高校生男女を逮捕
・埼玉県狭山市やけど3歳次女死亡事件 「病院に連れて行かないと犯罪者であるという社会」「各家庭に行政が簡単に入り込める社会」にしようとしています。
・現代社会では暴行を傍観していると傷害容疑で逮捕されるようです。 ~5歳男児に暴行で母親と内縁の夫逮捕
・<待機児童問題>問題は保育園が少ないことのではなく、女性が労働力にされていることです。
・女性を労働力として使う為、女性起業家支援ネットワークなど立ち上げ ~女性強制労働化へ
・建設業界 初の女子小中学生限定の見学会を開催 ~女性を支配者層の為の労働者へ
・結婚させない・子供生ませない・女性を労働力にする為に「女性の結婚年齢を18歳に引き上げ、自民提言」
・次々と起される殺人事件報道の影で、改正農協法・女性活躍推進法が可決・成立
>医療業界と支配者層の利害は一致しています。
その通りです。又、病気を作って病人を増やしている。
育児だけでもたいへんなのに、自分が病院に通ったり薬飲まされたりしたら、ヘトヘトです。
うつが治るどころか、ドロ沼にはまって出られなくなる。
周りの皆で助けてあげたいですね。
最初の子供が生まれた時、母乳の出が良くなかったので、もらい乳させてもらった経験があります。
甘えびさん
「自分の子も他人の子も同じ家族」です。
家族の子育てを「助ける」と言うでしょうか?
育児が難しくなるような社会構造にされてしまっている。根本的なことを解決せずに、表に出てる症状ばかりに目を向けさせられている。これは、育児の問題だけではなく、すべての社会問題に共通する。われわれは、対症療法の無意味さを理解し、物事の根本を見つめ直さなければならない。
この記事を見て、先日入った近所の飲食店(といっても作りは全く一般宅のダイニングそのまま)を思い出しました。
たまたま夫婦と幼児二人連れの家族と同じ時間帯でした。見るからに子育てに悩み中の母親と、ほとんどしゃべらない父親。会話の成立しない夫婦。食べることに飽きた二人の子供は、ダイニング脇の廊下で、玄関にあった長い靴べらにガラス球を転がす遊びを勝手に思いついて大盛り上がり。店主の女性は横でいろいろ話しかけながら遊びを見守り。子どもたちは勝手に遊び方を開発。母親はようやくゆっくり食事。父親は相変わらず無口・・・
なんだか、現代の縮図のようでした。
子供も来る前提でダイニングにたくさんのおもちゃを用意しているとのことで、「私ね、子供と遊ぶのが好きなのよ。私が子供を見ている間、お母さんたちがゆっくり食事できればと思ってね」と、まあよくしゃべる方で、結局私も2時間ほど長居しました。私も子どもたちとおしゃべりし、楽しいひと時でした。
74歳には見えない、ぴんぴんの奥さん。人の子もわが子のように可愛がってくれる方でした。育児に孤立しがちな現代の母親にはありがたい存在です。
子どもはみんなで育てるもの。
またこの店(というか、〇〇さんの家という感じ)に遊びに行ってみようと思いました^^
そうですね、「皆で育てる」ものですね。
自分の中に、子育て中の娘を助けているという意識があったんだと思います。
気付かせてもらって、ありがとうございます。
ほんとにさゆさんの記事は毎回地に足がついていて、読み応えありますね。
私が独身のころなんて、子育てに関することなんてろくに考えたことなかったです(汗)
さゆさん実はお子さんいるんですか?(笑)
いつごろからかわかりませんが、確かに子育てに関する環境が孤立化させられる状況はあると思います。
これも常識の書き換えの成果だと思いますが、特に公共の場、例えば電車でグリーン車などに乗っていると、赤ちゃんを抱っこした親御さんが子供がぐずりだすと申し訳なさそうにデッキに移動する姿が見られるわけです。
まわりの無言の「静かにしろよ」プレッシャーや空気感もあったりします。
でも赤ちゃんが電車でぐずるのは仕方なくないですか?
うちの子(未就学児二人)も電車に乗って10分もすれば、すぐふざけだします。
まあ度が過ぎるときは注意しますが、普通にふざけているくらいはしょうがないな、と思っていると添乗員さんに「もう少し静かにして下さい」と露骨に注意されたりします。
自分に子供がいる人や、子育ての経験がある人は結構やさしく、おおらかなのですが、こういった経験が無い人ほど嫌がる傾向がありますね。
だいたい、赤ちゃんを含む小さな子供がずっとおとなしく電車に乗っていたら、メンタル面を含めて健康状態を疑った方がいいくらいのものです。
私の様におかしいと思ったらずけずけ言うタイプの人間は大丈夫でしょうが、言えないで内に抱えてしまうタイプの人はつらいでしょうね。
そりゃあうつにもなりますよ。
少なくとも私が子供の頃はもっとおおらかな雰囲気でしたね。
「まあ子供だから仕方ないよ」という暗黙の了解があった。
今より子供の数が全然多かったのもありますけどね。(昭和40年代の地方の話です^^)
まだ、「子供をみんなで育てる」といった雰囲気が今よりも強かったです。
子供の声でイライラする原因は、実はほかの所にあると気付いた方が良いでしょうね。
さゆさんが産後うつの原因と指摘される「電磁波・食・などの山のようにある社会毒から、経済問題、教育、情報、社会通念、常識の書き換え」はそのままイライラの原因になる物ばかりです。
2児を子育て中の母親です、この番組NHKですね。リアルタイムで見ました。
番組冒頭で子育てに様々な不安を感じているというお母さん、「自分が作った離乳食で子供がちゃんと育つのか不安だ」といい、薬を服用中とのこと。その程度で不安に感じるの?!しかも薬まで、と驚きました。
以下育児書からの引用です。
「人間というのは、人づきあいが少なくなればなるほど、あるいはできなくなるほど、不安が強くなり、いらだちが強くなり、疲れやすくなるということがあるようです。
育児はほとんど手伝ってくれないが、日常の生活において夫とのコミュニケーションに満足と感じているお母さんは、いらだちや不安を感じにくいのです。
つまり人間関係が豊かな人ほど、健康状態がいいし、育児にいらだちを感じにくいのです。」
女性の場合、他愛ない話でストレス発散することもありますので、ママ友の存在は重要だと思います。
また夫との関係が良好なら子育てもうまくいく、これはまわりのお母さんたちをみていてもそのとおりだと思います。
いずれも抽象度の高い視点でみれば、社会構造を変えなければ解決しない問題ではありますね。
そして昨今、ひつきさんのいう「静かにしろプレッシャー」わたしもあちこちで感じています。子供が通う保育園の保母さんでさえ、「そんな大きい声ださないの!」と言います。
わたしの夫は南米出身なのですが、あちらは兄弟3人4人は普通なので、皆さん子どもに対して抵抗感がなく、夫の友人の若い男性でも「かわいいねぇ、抱っこさせて」と子どもに声をかけてくれます。日本の若い男性でこんなこという人は今まで会ったことがないです。文化の違いかと思っていましたが、常識の書き換えなんですね。
おじさんやおじいちゃんでは、たまに話しかけてくれる人がいます。子育て、孫育ての経験がある方なのでしょうか。