翁長知事「辺野古取り消し表明」沖縄基地問題のシナリオはまだまだ続きます。


WS005342 WS005343 WS005344翁長知事、辺野古埋め立て承認「取り消し」を表明

 アメリカ軍普天間基地の移設問題で、沖縄県の翁長知事は、前の知事が行った辺野古の埋め立て承認の取り消しを表明しました。沖縄からの報告です。

 「さきほどまで会見が行われていた沖縄県庁前です。翁長知事は、『あらゆる手段で基地をつくらせない第一歩となる』と決意を示しました」(記者)

 「本日、辺野古新基地建設に係る公有水面埋め立て承認の取り消しに向けて、事業者への意見聴取の手続きを開始しました」(沖縄県・翁長雄志知事)

 翁長知事は午前10時から会見し、仲井真前知事が行った辺野古の埋め立て承認を取り消す方針を表明しました。

 翁長知事は、「埋め立て承認の手続きに法律的な瑕疵が認められた」と説明した上で、1か月間の政府との集中審議が決裂したことで「決意を固めた」と述べました。

 県は今月28日に沖縄防衛局から反論を聞くなど、実際の取り消しはおよそ1か月後になる見通しですが、国は12日から移設作業を再開していて、来月にも埋め立て工事に着手する構えです。

 承認が取り消されれば移設工事の法的根拠が失われますが、その場合、国は取り消しの無効を求め、法的な対抗手段に出る見通しで、県と国との対立は決定的なものとなります。(14日11:39)

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辺野古取り消し表明 知事「承認に瑕疵」 新基地阻止へ第一歩2015年9月15日 7:31 

 翁長雄志知事は14日午前10時、県庁で記者会見し、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について、前知事の埋め立て承認を取り消すことを表明した。同日手続きを始め、沖縄防衛局に意見聴取を行う通知を届けた。意見聴取は28日に開き、内容を精査して10月中旬ごろに取り消す予定。翁長知事は会見で「承認には取り消しうべき瑕疵(かし)があると認められた」と説明した。その上で「あらゆる手段で辺野古に基地を造らせない。その第一歩だ」と強調した。
 翁長知事は取り消し理由となる瑕疵について(1)普天間代替施設を辺野古に建設しなければならない根拠が乏しく、埋め立ての必要性がない(2)埋め立て対象地は自然環境的観点から極めて貴重な価値があり、基地建設で住民の生活や健康に大きな被害を与える可能性がある(3)在日米軍基地の73・8%を抱える沖縄と本土の格差や過重負担の固定化につながる―などを挙げた。
 中谷元・防衛相は14日、記者団に「手続きに瑕疵はない」と述べ、建設を進める考えを表明した。県からの意見聴取には「どのように対応すべきか慎重に判断したい」とした。県は防衛局が意見聴取に応じない場合は、そのまま承認を取り消す方針。
 政府は辺野古新基地建設に関して、2013年12月に仲井真弘多前知事から承認を得たことを理由に作業をしており、取り消しでその法的根拠が失われる。政府は県が承認を取り消した場合、国交相への不服審査請求や高等裁判所に対する代執行訴訟の提起など法的な対抗措置を検討しており、県と政府が法廷闘争に入る可能性が高くなってきた。政府は裁判所などが工事の差し止めを命じない限り、係争中も工事を進めることが可能だ。
 翁長知事が1月に設置し、法律や環境の専門家で構成する第三者委員会が7月16日、前知事の埋め立て承認に「瑕疵があった」とする報告書を提出していた。その後、県と政府は8月10日からの1カ月を期限に、新基地建設作業を停止した上で問題を話し合う集中協議の場を5回設けた。しかし協議は決裂し、翁長知事が取り消しを決めた。


「戦争中も今も沖縄は本土の犠牲になり続けている」安倍首相と菅官房長官は宮沢和史が「島唄」に込めた思いを聴け!

 今日、沖縄県の翁長雄志知事が米軍基地移転をめぐって、辺野古の埋め立て承認取り消し手続きに入ることを表明した。公約を曲げずに県内移転拒否を貫こうとするこの決断は高く評価したいが、しかし、一方の安倍政権はまったく沖縄の思いを理解するつもりはないようだ。実際、沖縄県民の心を懸命に伝えた翁長知事に対し菅官房長官は「私は戦後生まれで、そういうことが分からない」と言い放ったというが、まさにその言葉通り、政府は新基地建設作業を続行、10月に本体工事に着手する計画だという。

 これから先、沖縄ではさらに激しい対立が起き、政権からは沖縄への陰湿ないやがらせや揺さぶりがいままで以上に展開されるだろう。


>政府は、10月に本体工事に着手する計画

>翁長知事は、10月中旬ごろに取り消す予定

工事を着工してから、取り消し。

さぁ そこでまた衝突させて、問題をでっち上げて、戦争反対、反戦勢力の流れを拡大して、そこに山本太郎でも組み込んでひと悶着お越し、憲法改正への流れを作りますか?

安倍の暴走を止める「救世主」の役割を同じ天皇派の中から、必ず当ててくるはずです。

「承認取り消し表明」するのですから、工事が着工されていたら、沖縄県警・公安の長である知事の権限を駆使して、もちろん、工事責任者及び工事指示者である為政者など逮捕して着工を阻止しますよね?
沖縄県警を使って。

まさかその知事権限を駆使せずに、法的手段で時間稼ぎですか。
さすが、翁長は安倍政権の傀儡であり、グルです。

まさか、翁長の「承認取り消し表明」で喜んでいる人いないですよね?

「不正選挙」も「辺野古移設」も同じ構図でした。



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翁長知事「辺野古取り消し表明」沖縄基地問題のシナリオはまだまだ続きます。」への2件のフィードバック

  1. 甘えび

    あはは(^o^)
    一瞬ぐらっときそうになりましたが、何を今さら「やるんだったらもっと早くできたやろ!」「一歩って、いつまでもそんな悠長なことばっかり言ってないでさっさとすれば!」って感じです。

  2. tm

    おっしゃるとおり、まさに政治は筋書きのあるドラマ。翁長知事が指示通りパフォーマンスをしているにすぎない。それにメディアも乗っかって、話題作り、世論操作。
    だって、米軍が戦後70年間日本にいることの不思議を広く議論せずに、基地の移転問題の是非に矮小化、問題のすり替え。
    アメリカが日本支配を継続するために米軍基地を日本に置いて自衛隊や日本の権力への重しとするのが基地の役割かとずっと思っていたが、さゆさんの意見を参考にすると、米軍基地が日本にあることで大変都合のよいことが日本の支配層に沢山あって、それを維持するため、政治においては A チーム Bチームに分かれてプロレスごっこをして、メディアも追従して世論操作を行っているにすぎないと気づきました。要するに日本の支配層が一般の日本人やアジア人をコントロールし続けることが重要なのだと。もちろん日本にもすばらしい政治家や思想家もいますが、輝けば輝くほど、本人に明るい未来はありません。

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