国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の構成通貨の見直しで、人民元を加えるように要請


焦点:米日と欧州に「亀裂」、人民元のIMF特別引出権採用でも人民元のSDR構成通貨入り、IMFで議論活発に

2015年 01月 27日 01:08 JST
 

[ロンドン/ワシントン 26日 ロイター]

 中国は今年後半に予定される国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の構成通貨の見直しで、人民元10+ 件を加えるように改めて要請する見通しだ。

2010年以来5年ぶりの見直しとなるが、20カ国・地域(G20)は以前よりも中国の要請を進んで検討する姿勢を示す可能性がある。

米国の当局者らは、この問題に関するIMFの報告書が今年公表されてから見解を示す意向だが、アジアや他のG20諸国の当局者らは5年前の見直しと違い、この問題が活発に議論される見通しだとしている。

SDRは現在、円、ドル、ポンド、ユーロの4通貨の通貨バスケットで構成されている。

この5年間に人民元の国際的地位は飛躍的に向上している。5年前には、元が完全に交換可能な通貨からはほど遠いという指摘が元を対象通貨とすることに反対する議論の中心となったが、元のオフショア取引の急増を受けてそのような見方は後退しつつある。

 
 

為替取引プラットフォームEBSは今月、人民元が最も取引が活発な通貨上位5位に入ったと発表した。

アジアのG20関係筋は、人民元10+ 件がSDRに加わることは、中国への投資を促進することになるため、韓国のような諸国は歓迎するだろうと述べた。ただ、いかなる決定も単なる人民元10+ 件の採用ではなく、ロードマップの提示という形になる公算が大きいとした。

アジアのある中銀の高官は、「今年は元を組み入れる年になりそうだ」と述べた。

SDRの見直しの第1段階は5月の非公式理事会で、秋に正式な見直しが予定されている。変更を決定した場合は2016年1月からの実施となる。

当局者らは、人民元を組み入れるには、米国の支持が極めて重要になると指摘する。


 

もう一度言います。

アジアインフラ投資銀行(AIIB)は、「人民元を国際通貨にする布石」です。

 


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国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の構成通貨の見直しで、人民元を加えるように要請」への4件のフィードバック

  1. もよこ

    またまた「国際金融資本」絡みですね。

    イスラム教の教えでは利子を取ってはいけないんですね。これでは金融業は儲かりませんね。
    そして、マレーシアはイスラム教。妙に納得してしまいました。ありがとうございました。

  2. 通りがけ

    >なぜイスラエル
    richardkoshimizu.at.webry.info/201504/article_29.html

    イスラエルをAIIBに参加させてその国家予算の出所を審査で明らかにすることが目的です。イスラエルの国家予算はNHKと東電はじめ電力会社と携帯電話会社を使って日本国民から盗み取った金が原資だからねw
    これがフリーメーソンの秘密の資金源である。それを証拠とともに国連安保理で公表すればフリーメーソン一味の息の根が止まるねw

  3. 通りがけ

    日本がAIIBに参加できないのも、財政審査を受けるとイスラエルやアメリカに日本政府が巨額のウラ送金している事実が暴かれてしまうからなのです。だからかわりにイスラエルとIMF・アジア開発銀行が参加して内部から情報攪乱しようとしてるのだが、その程度最初からお見通しでしょ。

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